急性中耳炎

急性中耳炎は、次のような症状が見られる場合には要注意です。

• 風邪をひいて耳が痛くなった
• 耳だれが頻繁に出る

などの症状が見られます。
お子様の場合には、機嫌が悪くなったり高熱が出ることがあります。急性中耳炎は、鼻の奥にある細菌が中耳と呼ばれる鼓膜の奥で炎症を起こし、膿が溜まってしまう病気です。非常に強い痛みを感じることがあり、大人よりもお子さんに見られがちです。

慢性中耳炎

慢性中耳炎は、

• 段々耳の聞こえが悪くなって、耳だれが出てくる
• 風邪をひいたりすると、耳だれが出てくる

などの症状が見られます。
薬の効きにくい細菌によって炎症が起こることもあります。耳だれが出ているときには耳だれを吸い取ったり鼓膜の奥まで乾かすような治療を定期的に行うことが必要です。

外耳炎

外耳炎は、

• 耳の痛みや痒み
• 詰まった感じになって聴こえにくくなる

などの症状が見られます。
外耳道（耳の穴の入り口から鼓膜まで）に炎症が起こります。重症化すると痛みで眠れなくなったり、口を開けても痛みを感じるようなケースもあります。
治療のためには、細菌検査を行って現状を調べ、細菌にあった薬を処方することで対処していきます。

メニエール病

• めまいがあり、耳鳴りや難聴、耳の詰まった感じがある
• 数時間続くようなめまいを繰り返している

など、こういった症状はメニエール病の恐れがあります。
メニエール病は、グルグルと目が回ったりめまいを繰り返す病気です。めまいの他に耳鳴りや難聴、耳の詰まった感じになることもあります。
一回のめまいは数時間（場合によっては半日異常）続くこともあり、発作として数日間から数ヶ月の間隔で繰り返すことになります。
メニエール病の検査は、めまいに特徴的な目の動きがないかを調べるため、眼振検査を行います。また、診断には聴力検査も必要ですので、耳鼻科への受診をお勧めします。