アレルギー性鼻炎

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アレルギー性鼻炎とは

アレルギー性鼻炎とは

アレルギー性鼻炎とは、アレルゲンが鼻の粘膜から侵入して反応を起こすことによって、鼻水や鼻詰まり、くしゃみなどが起こる病気です。通年性と季節性があり、それぞれを発症する方が基本的ですが、お子様によっては両方を併発することもあります。

主な原因

アレルギー性鼻炎の原因は、通年性と季節性によって分かれます。まず、通年性のアレルギー性鼻炎はほこりやダニ、カビなどが主な原因です。季節性のアレルギーは、花粉(スギやヒノキ、ブタクサ、イネなど)が原因です。種類によって飛散する時期が違いますので、どの花粉に反応するかによってアレルギー症状が起こるタイミングが変わります。

主な治療法

アレルギー性鼻炎の治療は、「薬物療法」「手術療法」「アレルゲン免疫療法」の3つが主なものとなります。当院では、薬物療法とアレルゲン免疫療法が主流となっています。

薬物療法

薬物療法は、鼻水や鼻の炎症を抑える「抗ヒスタミン剤」や「点鼻ステロイド薬」などを中心に服薬治療を行います。
これらのお薬は、眠気などの副作用が起こることもあります。車を運転する方などはそういった副作用を意識した処方が必要ですので、診察時には確実にお伝えください。

アレルゲン免疫療法

アレルゲン免疫療法は、患者さんがアレルギーを起こしている原因となっているアレルゲンを投与し、体のアレルギー反応を弱めていく治療法です。注射や舌下錠などの方法で少しずつ治療を進めていくことになりますが、今季のいる治療となりますので、患者さんが主体となって治療を進めていくことができるよう全力でサポートしています。

ご自身でできるセルフケアについて

鼻の洗浄

鼻の洗浄

鼻に入った花粉やホコリは、洗い流すだけでもアレルギー反応を起こしにくくなります。いわゆる「鼻うがい」ですが、体液に近い市販の生理食塩水を利用すると鼻の粘膜を傷つけずにケアすることができます。

室内の加湿

鼻が炎症を起こすと、粘膜機能が低下します。そのため、室内をしっかり加湿して水分を補うようにすることや、空気が乾燥している時にはマスクをつけるのも良いでしょう。

マスク・メガネ

季節性のアレルギー性鼻炎を抑えるためには、マスクやメガネも効果的です。アレルギー性鼻炎を発症していない方でも花粉を吸い込む量を抑えることができますので、極力シーズンの間はマスクやメガネをつけておくと良いでしょう。
ただし、100%防げるわけではないので、顔を洗ったり鼻の洗浄などのケアも怠らないようにしてください。