最近、「周囲の声や音が聞き取りにくい」「会話に聞き返しが増えた」と感じることはありませんか?
加齢に伴う聴力低下や、イヤホンの長時間使用による難聴は、中高年世代だけでなく若い世代にも増えています。
加齢による聞こえづらさ(加齢性難聴)
加齢により、耳の奥の「有毛細胞」など音を感じる細胞が徐々に減少し、高い音から聞こえにくくなるのが特徴です。このタイプは50歳ごろからゆっくり始まり、70~80代で自覚する人も多く、進行すると会話や日常の音が聞こえづらくなります。また、「音は聞こえても、言葉の内容が分かりづらい(語音弁別能の低下)」が起こるのも特徴です。ほかに、耳鳴りを伴うことも多くなります。
イヤホン・ヘッドホンによる若い世代の聞こえのトラブル
現代はスマホや音楽プレイヤーの普及で、イヤホン・ヘッドホンを使う時間が長くなっています。大きな音で長時間聴く習慣は、耳の有毛細胞を痛め、騒音性難聴の原因となります。
「高音が聞こえにくい」「耳が詰まった感じ」「耳鳴り」などはイヤホン難聴の初期症状です。
軽度から中等度難聴は自覚しにくく、そのまま放置すると進行します。
聴力低下は放置せず、早めの受診と検査が大切になります。
加齢によるものも、イヤホン難聴も、初期ほど対策がしやすいです。
「なんとなく聞こえにくい」「聞き返しが増えた」「家族に注意された」などがよくある方は聴力検査をすることをおすすめします。
症状の原因を調べ、必要に応じて補聴器や生活指導など最適な方法をご提案します!
難聴の程度や普段の生活に合わせて、補聴器の適応の有無を判断し、必要な方には専門店をご紹介したうえで、機種選びや調整、試聴もお手伝いしています。
生活とコミュニケーションの質を守るために
聞こえにくさを放っておくと、会話の減少や脳の活性低下、孤立や認知機能低下、うつのリスクも指摘されています。
早期発見・治療が、ご自身やご家族の生活を守ります。
イヤホン使用の多い若い方から、加齢による聴力の変化を感じやすい世代の方まで、どなたでもお気軽に聴力検査を受けられます。
ご自身やご家族の「聞こえ」のことで気になることがあれば、早めにご相談ください。